【検証】Shokz OpenComm2 2025 Upgrade レビュー|1日6時間のWeb会議で行き着いた「耳をふさがない」という答え

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エンジニアやITコンサルの仕事は、気づけば「会議の合間にコードを書く」生活になりがちです。私もある時期から、1日の半分以上がZoomやTeams、Google Meetで埋まるようになりました。

そこで地味に効いてくるのが ヘッドセットの疲労 です。カナル型イヤホンを朝から晩まで挿していると夕方には耳の奥がジンジンする。密閉型ヘッドホンは蒸れるし、宅配便のインターホンにも気づけない。「通話品質はいいけれど、長時間つけていられる気がしない」——この矛盾をずっと抱えていました。

その答えとして実際に使い続けているのが、Shokz(ショックス)の骨伝導ヘッドセット OpenComm2 2025 Upgrade です。この記事では、スペックの説明だけでなく「実際に毎日使って何が変わったのか」「どこが惜しいのか」を、良いところも悪いところも含めて正直にレビューします。

読み終えるころには、あなたが買うべきモデルなのかどうかがはっきり判断できるはずです。

結論:こんな人には自信を持っておすすめできる

先に結論からお伝えします。OpenComm2 2025 Upgrade は 「通話・Web会議が仕事の中心にある人」のためのヘッドセット です。逆に、音楽鑑賞や没入感を最優先する人には向きません。

強くオススメできる人

  • Web会議・電話が1日数時間あるエンジニア/ITコンサル/PM
  • 在宅で家族の声やインターホンに気づける「ながら聞き」をしたい人
  • カナル型イヤホンの長時間装着で耳が痛くなった経験がある人
  • 「自分の声がクリアに届くか」を気にするビジネスパーソン
  • ハイブリッド勤務で、自宅・オフィス・移動中を1台で回したい人

あまり向かない人

  • 音楽や映画を高音質・重低音で楽しみたい人
  • 静かなカフェなどで音漏れを完全に避けたい人
  • とにかく安く済ませたい人(実売2万円台前半)
  • 完全ワイヤレス(左右独立)の取り回しを求める人

ここに当てはまるなら、この先を読む価値があります。逆に「音楽メイン」なら、Shokzの別ライン(OpenRun系・OpenFit系)を検討したほうが幸せになれます。

OpenComm2 2025 Upgrade とは|まず基本スペックを把握する

骨伝導技術を採用したオープンイヤー型Bluetoothヘッドセット。2025年版ではUSB-C充電への移行、アップグレードされたワイヤレスアダプター(Loop120)、Shokzアプリ対応が追加された。Bluetooth 5.1により最大30mの安定接続が可能で、Qualcommのcvc技術によるノイズキャンセリングマイクを搭載。IP55防汗・防水対応で終日快適に装着できる。モバイル利用に最適化されたモデルで、ZoomやTeamsとの連携機能も強化されている。

項目内容
方式骨伝導(第7世代テクノロジー/PremiumPitch 2.0)
重量約35g(フルチタンフレーム)
マイクデュアルノイズキャンセリング・ブームマイク(DSP/CVC、単一指向性)
Bluetooth5.1(A2DP / AVRCP / HSP / HFP)
同時接続マルチポイント対応(最大2台)
ワイヤレス範囲最大約30m
連続通話時間最大16時間
連続音楽再生最大8時間
待機時間最大14日
充電USB-C/フル充電 約1時間/5分充電で約2時間通話
バッテリーリチウムポリマー 183mAh
防水・防塵IP55(IEC 60529準拠の社内テスト)
操作独立ミュートボタン+多機能ボタン+音量ボタン
アプリShokzアプリ対応(Androidのみ/EQ:標準・ボーカル)
同梱物本体/USB-C充電ケーブル/ハードケース/ガイド/保証書
保証24か月
価格22,880円(税込・公式)

OpenComm2 2025 Upgrade は、Shokz のビジネス向け骨伝導ヘッドセットの最新世代です。2025年3月発売で、旧モデル「OpenComm2」からの正常進化版にあたります。

骨伝導とは、音を振動に変えてこめかみ付近の骨から内耳に届ける技術です。鼓膜を直接ふさがないため、耳の穴が完全に空いたまま通話や音楽が聞ける のが最大の特徴です。

数字だけ見ても伝わりにくいので、ここからは「実際に使って何を感じたか」を中心に掘り下げます。

実際に使って「良かった」と感じた5つのポイント

1. 耳をふさがないから、長時間の会議でも疲れにくい

これがOpenComm2を手放せなくなった最大の理由です。耳の穴に何も入れないので、装着している感覚そのものが薄い。連続の打ち合わせが続いても、カナル型のような「耳の中の圧迫感」や「夕方のジンジンする痛み」を感じにくくなりました。

35gという軽さとフルチタンの柔らかいフレームも効いています。眼鏡やマスクと併用しても干渉が少なく、つけていることを忘れるくらいの存在感です。長時間の装着前提で設計された製品だと、使うほどに実感します。

2. 「声がクリアですね」と言われるマイク品質

ビジネス用を名乗るだけあって、評価が高いのがマイクです。口元に伸びるブームマイクにDSP(デジタル信号処理)とCVC(Clear Voice Capture)ノイズキャンセリングを搭載し、周囲の雑音を抑えて声だけを拾います。

実感として、会議で相手から聞き返される回数が明確に減りました。空調の効いた部屋や、多少ざわついた環境でも、自分の声がこもらずまっすぐ届く感覚があります。スマホやノートPC内蔵マイクの「遠い・こもる」音とは別物で、相手への印象という意味でも投資価値を感じる部分です。

使わないときはマイクを上に跳ね上げて収納でき、ミュートも独立ボタンでワンタッチ。会議中に「今ミュートになってる?」と慌てる場面が減ったのも地味にうれしいポイントでした。

3. 周囲の音が聞こえる安心感(在宅ワークと相性抜群)

骨伝導は耳が空いているので、通話しながら周囲の音も自然に聞こえます。在宅勤務だと、インターホン、宅配便、家族の呼びかけ、子どもの様子——こうした「耳をふさいでいたら逃していた音」に気づけます。

ヘッドホンを外す→対応する→また会議に戻る、というストレスフルな往復が要らなくなり、会議と生活の両立がぐっと楽になりました。オフィスでも「同僚に話しかけられても気づける」ので、コミュニケーションの取りこぼしが減ります。

4. マルチポイントで「PC会議+スマホ着信」を1台で

最大2台同時接続のマルチポイントに対応しているので、ノートPCでWeb会議をしながら、スマホの着信も同じヘッドセットで受けられます

ITプロは「業務用PC」「私用スマホ」「検証端末」など複数デバイスを行き来しがちですが、いちいちペアリングし直す手間がありません。デスクとの行き来も最大30mの通信距離があるので、コーヒーを淹れに立ってもブツ切れになりにくいです。

5. バッテリーとUSB-C充電で「充電ストレス」がない

連続通話16時間は、丸一日の会議でも余裕で持ちます。仮に切らしても 5分の充電で約2時間通話できる急速充電 があるので、休憩中にサッと挿せば午後を乗り切れます。

そして地味に大きいのが、旧モデルの専用マグネット充電から USB-C充電に変わった こと。出先でケーブルを忘れても、スマホやノートPCのUSB-Cケーブルがそのまま使えます。「専用ケーブルが見つからなくて充電できない」という骨伝導あるあるから解放されました。IP55の防塵防水も備わり、汗や小雨、飲み物の軽い跳ねを過度に気にせず使えます。

正直なデメリット・購入前に知っておきたい4つの注意点

良いところばかり並べても参考になりません。Deskraftは「正直なレビュー」を信条にしているので、惜しい点もはっきり書きます。

1. 音楽鑑賞、特に重低音の満足度は低い

骨伝導の構造上、低音の迫力はカナル型やヘッドホンに大きく劣ります。BGM程度に音楽を流すぶんには十分ですが、「音楽をしっかり楽しむためのデバイス」として買うと期待外れになります。あくまで通話・会議が主役で、音楽はおまけと割り切るのが正解です。

2. 音量を上げると音漏れと振動を感じる

骨伝導は振動で音を伝えるため、音量を上げるとこめかみ付近に くすぐったい振動 を感じることがあります。慣れれば気にならなくなりますが、初めての人は違和感を覚えるかもしれません。また静かな環境で音量を上げると、近くの人にうっすら音が聞こえる「音漏れ」もあります。図書館のような静寂な場所での大音量再生には不向きです。

3. 価格は決して安くない

実売2万円台前半は、汎用Bluetoothイヤホンと比べれば高めです。ただ、「通話品質」「長時間の装着快適性」「耳への負担の少なさ」をまとめて買うと考えれば、毎日何時間も会議をする人ほど元は取りやすい価格設定です。逆に会議が週に数回程度なら、オーバースペックに感じる可能性があります。

4. バンド型なので「完全ワイヤレス」の手軽さはない

左右がバンドでつながったネックバンド型のため、AirPodsのような「ポケットからサッと片耳だけ」という使い方はできません。カバンにしまうときも完全ワイヤレスよりかさばります(付属のハードケースに収納する前提)。この形状を許容できるかは、人によって好みが分かれるところです。

これらは「骨伝導ヘッドセットの特性」とも言えるもので、欠陥ではありません。用途が通話・会議中心なら、いずれも許容範囲 というのが私の結論です。

旧モデル・兄弟モデルとの違い|どれを買うべきか

Shokzのビジネス向けには似たモデルが複数あり、ここで迷う人が多いです。整理します。

OpenComm2(旧モデル)からの進化点

項目旧 OpenComm2OpenComm2 2025 Upgrade
充電方式専用マグネット充電USB-C充電
Shokzアプリ非対応対応(Androidのみ)
その他接続安定性・操作性の改善

買い替えで一番うれしいのはやはりUSB-C化です。専用ケーブル依存から解放されるだけで、日常の使い勝手が大きく変わります。これから買うなら基本的に2025 Upgrade版を選んで問題ありません。

「無印」と「UC」どちらを選ぶ?

OpenComm2 2025 Upgrade には2種類あります。

  • OpenComm2 2025 Upgrade(22,880円):スマホ・タブレットなどモバイル中心の人向け。
  • OpenComm2 UC 2025 Upgrade(27,880円)Loop120ワイヤレスアダプター同梱。PC/Macに挿すだけで安定接続でき、Zoom/Teamsのミュート同期やワンクリック応答に対応。デスクトップ環境が主戦場の人向け。

判断の目安:会議の大半がノートPC・スマホで、Bluetoothで困っていないなら無印で十分。デスクトップPCがメインで「Bluetoothの相性問題を確実に避けたい」「ZoomやTeamsとの連携を重視する」なら、UC版の追加5,000円は十分に価値があります。在宅でデスクトップ常用のITコンサルなら、私はUC版をおすすめします。

他タイプのヘッドセット・イヤホンとの比較

「そもそも骨伝導じゃなくてもいいのでは?」という疑問にも答えておきます。

カナル型イヤホン(AirPods Pro等)との比較:遮音性と音質、低音はイヤホンが上。ノイズキャンセリングで集中したい場面はイヤホンが有利です。一方、長時間装着の快適性・周囲への気づきやすさ・専用ブームマイクの通話品質は骨伝導が有利。「集中作業メイン」ならイヤホン、「会議メイン」ならOpenComm2、という住み分けになります。

密閉型ヘッドセット(業務用ヘッドホン型)との比較:遮音と没入感はヘッドホン型が圧勝ですが、蒸れと重さ、周囲が遮断される不安は避けられません。コールセンターのように完全に集中して話す環境ならヘッドホン型、在宅・ハイブリッドで生活と両立したいなら骨伝導が向きます。

つまりOpenComm2は「最高音質」を狙う製品ではなく、通話品質・装着快適性・周囲への気づきやすさのバランスで突出している 製品です。Web会議が多いITプロの実務には、この三角形がぴたりとはまります。

こんなシーンで活きる|働き方別の使いどころ

フル在宅のエンジニア:耳をふさがないので家庭の音に気づける。長時間の設計レビューやペアプロでも耳が疲れにくい。

ハイブリッド勤務のITコンサル:自宅・オフィス・移動中をマルチポイントで1台運用。クライアントへの声の印象もブームマイクで底上げ。

出張・外回りが多い人:屋外でも周囲の音が聞こえて安全。USB-Cでどこでも充電でき、IP55で多少の雨や汗も安心。

集中とコミュニケーションを両立したいPM:チームに話しかけられても気づける「ながら聞き」スタイルが、マネジメント業務と好相性。

よくある質問(FAQ)

Q. 眼鏡やマスクと一緒に使えますか? A. 使えます。耳の上のスペースを取り合わない設計なので、眼鏡・マスクとの併用でも干渉は少ないです。

Q. 音漏れは気になりますか? A. 静かな環境で音量を上げると、近くの人にうっすら聞こえる程度の音漏れがあります。通常の会話音量や周囲に環境音がある場所では、ほとんど気になりません。

Q. PCでも使えますか? A. Bluetooth対応PCで使えます。デスクトップPCがメインで安定性を最優先するなら、専用アダプター同梱の「UC」版が確実です。

Q. Shokzアプリは必須ですか? A. 必須ではありません。アプリはAndroidのみ対応で、EQ切り替え(標準/ボーカル)やマルチポイント設定が画面で行えます。なくても基本機能は使えます。

Q. 骨伝導は初めてで不安です。 A. 公式ストアは30日間の返品・返金保証があります。振動や音質の好みは個人差があるので、不安なら返品保証付きの公式購入から試すのが安心です。

まとめ|「会議で消耗しない自分」への投資

OpenComm2 2025 Upgrade は、音楽プレーヤーとしては平凡でも、ビジネスの通話・Web会議に特化したツールとしては完成度が高い 一台です。

  • 耳をふさがないから、長時間の会議でも疲れにくい
  • ブームマイクで声がクリアに届き、相手への印象が変わる
  • 周囲の音に気づけるので、在宅・ハイブリッドの生活と両立できる
  • マルチポイント+USB-C+IP55で、日々の取り回しにストレスがない

1日に何時間も会議をするエンジニアやITコンサルにとって、ヘッドセットは「消耗品」ではなく「毎日使う仕事道具」です。耳の疲れや聞き返しのストレスから解放され、声の印象まで底上げできると考えれば、2万円台前半は十分に回収できる投資だと感じています。

「会議のたびに耳が疲れる」「自分の声がちゃんと届いているか不安」——もし一つでも当てはまるなら、一度試す価値は大いにあります。骨伝導が初めてで不安な方は、30日返品保証のある公式ストアから始めると安心です。